ビジネス上での誘いや依頼を断るときは、できるだけ丁寧な断り方をしたいと思うもの。英語ではどんなフレーズを使うと良いのだろうか。
こんにちは、ルーク・タニクリフです。
今回は、英語で誘いや依頼を断るときのフレーズを紹介します。日本では、依頼をはっきりと断ると相手にネガティブな印象を与えてしまうと考え、丁寧な断り方をする人が多いように感じます。
これは、実はアメリカでも同じことが言えて、「はっきりと断ることが良い」と思われがちなのですが、丁寧な断り方も意外と重要です。実際に、「The Art of Saying No(断り方のテクニック)」という本が、去年アメリカでベストセラーになりました。はっきりと「いいえ」と断らない方法がいくつもありますので見ていきましょう。
最初は、I regret to inform というフレーズ。とてもフォーマルな英語で、メールなどのテキストで丁寧に断るときに使います。regret は「残念に思う」、inform は「知らせる」という意味です。
regrettablyは、会話ではあまり使いませんが、I regret to inform youと同じような意味でregrettablyをよく耳にします。これは「残念ながら」という日本語に似ています。
rain checkは文字通り、雨で中止になったという意味ですが、雨とは関係なく相手の誘いを断りたいときに使えます。このフレーズは少しインフォーマルですが、ビジネス上でも耳にします。
会社として他の会社の依頼を断るときに、「合わない」を意味するIt's not a good fit. というフレーズが使えます。
I'll think about it. は「考えておきます。」という意味になります。
このフレーズは断るときによく使われますが、はっきりしない言い方なので、遠回しに断りたいとき役に立ちます。
I wish I could は、断りつつも「ほんとうはやりたかった」という気持ちを表現できます。
手伝いの依頼を断るときには、I wishが役に立ちます。
「また次回」を意味するsome other timeは、断わりながらも「やる気はある」ことを示すことができます。
some other timeは文章の主語としても使うことができます。
「今のところ」を意味する、at the momentを使えば、「次回はできるかもしれない」というニュアンスを伝えることができます。
断る際、ひとことでも「残念ながら」や「また次の機会に」などの言葉を加えるだけで、相手をがっかりさせず、丁寧な印象も与えます。意識して取り入れてみましょう。