ひとこと英会話

状況に応じて使い分けたい「とりあえず」のフレーズ

日本語での会話でよく使う「とりあえず」には、英語の直訳がない。この微妙なニュアンスを伝えるには、どのようなフレーズを使えば良いのだろうか。

こんにちは、ルーク・タニクリフです。 日本では、物事を前に進めたいときなどに「とりあえず」や「まず」などの言葉をよく使いますね。英語圏でのビジネス上でも同じような表現があって、例えばto begin with、let's start with、for now、for the time being、tentativelyなどをよく耳にします。しかし、これらのフレーズには、それぞれ微妙なニュアンスの違いがあります。状況によってどのような使い分けができるのか、一緒に見ていきましょう。

「とりあえず」を英語で表現するときによく聞くのが、begin 「始める」を意味する英語です。

Let's begin withと同じように、Let's start with という英語も使います。

これらは英語圏の会話でよく耳にするフレーズですが、少し強引な印象も与えます。もう少し丁寧に伝えたい場合は、質問形にするとよいでしょう。

offを入れて、to start off withを使うこともあります。

もっとフォーマルな場面で使うとき

first of allはビジネス上のフォーマルな場面でよく使われる「とりあえず」です。

また、プレゼンテーションを行う際はこのフレーズをよく耳にします。

暫定的な計画を進めたいとき

正式な決定がなされるまで暫定的に計画を立てるときには、tentativelyとtentativeという単語をよく使います。tentatively はよくschedule という動詞と一緒に使います。

形容詞のtentativeも、a tentative plan 「仮の計画」、a tentative appointment「仮の予定」など「仮の」という意味でよく使います。

計画を立てるが、あとで状況が変わる可能性があるというときに、 for the time beingというフレーズもよく使います。

この例文のニュアンスは「今後もし事情が変わったら、違う計画を立て直す可能性がある」ということを表しています。

複数の選択肢から一つを進めたいとき

いろいろな選択肢があるなかで、とりあえず一つのことをしたいときには、for now、for the moment、for the presentを使うのが良いでしょう。これらのフレーズはよくjustと一緒に使います。この場合のjustには「これだけ」というニュアンスがあります。

momentは「瞬間」という意味で、for the momentは「とりあえず」という意味を表現します。このフレーズは少しインフォーマルな印象を与えます。

気をつけたいのは、for a moment ではなく、for the moment であること。for a momentは「少しの時間」という意味で、Can I see you for a moment? 「少しの時間、会ってもいいですか」と使います。

justは動詞の前に入れます。

いかがでしたか? 微妙なニュアンスの違いですが、状況に合ったフレーズを使うことで相手へより正確に伝わります。英会話のなかで積極的に使ってみてください。