ととのう職場、自然体のキャリア

年末年始に立てた目標はみじん切りにしてしまえ──連載:ととのう職場、自然体のキャリア VOL.16

一年間で目標を達成しようとするよりも、一日でできることを積み重ねた方が、大きな成果が得られるかもしれない。羽渕彰博の連載、第十六回。

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

皆さんは、年末年始に目標を立てたことはありますか? 僕が去年(2019年)立てた目標は、痩せることでした。独立して在宅で働くようになってから10kgくらい太ってしまったからです。

言い訳をするつもりはないのですが、家の中は甘い誘惑だらけなのです。ちょっと一作業終わったら、光に引き寄せられる虫のように、冷蔵庫に引き寄せられていました。いただいたお菓子とか、何かしら甘いものが入っているから食べてしまうのです。

さらに、通勤することがなく、打ち合わせもオンラインで済ませると、普段の生活の中で体を動かすことが少なくなります。成人男性は一日一万歩くらい歩くのが理想らしいのですが、私の歩数を測ってみたら、たったの2000歩程度でした。

気づけばぶくぶくと太り、誰かに会うたびに「太ったね」と言われる始末。そこでダイエットをしようと決めました。

でもダイエットは、年末年始に立てる目標とは非常に相性が悪いのです。正月はご馳走が出てくるので、いつもより多めに食べることになります。年末年始に立てた目標を、さっそく破ってしまっているわけです。

このままだと目標は達成できない。ぐうたらな私は、どうすれば目標を達成できるのか。そこで考えたのが「目標をみじん切りにすること」でした。目標を一年ではなく、365分割して一日の目標になるまで、みじん切りにしてしまうのです。コツは「目標」を「自分ができる行動」に落とし込むこと。

たとえば一年で10kg痩せるという目標を、単純に365分割にみじん切りすると、一日約30g痩せる計算になります。一日30gならいけそうな気がしますよね。でもよく考えると、一日30gずつ減らしていくのはけっこう難しい。

そこで私の場合は、一日の糖質の摂取量を、一般社団法人食・楽・健康協会が提唱する適性糖質70g~130gに絞ることにしました。糖質なら、食品の栄養成分表示を見れば、ある程度自分でもコントロールすることができるからです。これを毎日続けた結果、独立する前の体型まで絞ることができました。

成果だけを追っていると、気持ちが焦ってしまったり途中で諦めてしまって結果につながらないことがありますよね。「塵も積もれば山となる」ではありませんが、毎日小さな変化を続けていると、大きな成果につながっていくはずです。だからこそ、「目標」のみじん切りがオススメです!


執筆者・羽渕彰博のプロフィール
羽渕彰博

株式会社オムスビ代表取締役CEO

1986年大阪府生まれ。2008年パソナキャリア入社。転職者のキャリア支援業務、自社の新卒採用業務、新規事業立ち上げに従事しつつ、アイデアを短時間で具現化する「アイデアソン・ハッカソン」のファシリテーターとしても活躍。2016年4月に独立し、リレーションシップデザインを軸とする株式会社オムスビを設立し、組織変革したい企業様向けの組織コンサルティングサービス「reborn」を提供している。

Eightプロフィールはこちら