ビジネス上で、人に話しかけるときによく使う「いま、よろしいですか」。英語ではどんなフレーズを使うのだろうか。
こんにちは、ルーク・タニクリフです。今回は、ビジネス上で誰かに話しかけるときのフレーズを紹介します。
日本では、相手をの状況を見ながら「いま、よろしいですか」と声をかけることが多いですね。英語では、excuse me や sorry をよく使いますが、その他にも状況に合わせたり、より丁寧に伝えたりと、フレーズはたくさんあります。
まずは、excuse me と sorry の使い方について見ていきましょう。
実は、excuse me と sorry には、微妙なニュアンスの違いがあります。excuse me は「失礼なことをしたが、自分に責任はない」、sorry は「自分の非を認めていて、残念に思っている」。しかし実際のところ、ネイティブは明確に使い分けていないので、深く考える必要はないでしょう。
excuse meとsorryは、excuse me / sorry + for + 動詞ing のパターンでもよく使います。
sorryの場合、sorry + to + 動詞 というパターンもよく耳にしますが、excuse me の場合はこの使い方はできません。
excuse meやsorry より丁寧な印象を与えたいときは、bother を使うとよいでしょう。bother には、話に割って入っていくときなどに役立つ「邪魔」という意味があります。ネイティブはよく以下のパターンを使います。
Sorry to bother you + but + 依頼
sorry to bother youはフォーマルな表現ですが、もっと丁寧なフレーズを使いたい場合は、I hate to bother you と表現すると良いでしょう。
quick word には「短い話」という意味があります。
このフレーズを just a quick word だけで表現するネイティブもたくさんいます。
より丁寧な表現にしたい場合、質問をする形のMay I have a quick word? がよいでしょう。
quick question というフレーズもよく耳にします。quick question はすぐに答えることができるような、簡単な質問をするときに使います。
この内容を短く伝えたい場合、just a quick question と言うことができます。
quick question や quick word だけではなく、quick reminder もよく使う言葉です。
reminder は「思い出させること」という意味です。相手が覚えているかどうかを丁寧に確認したいときは、 quick reminder のほうがより丁寧な印象を与えます。
話などを途中で遮るときは、one secondや just a minute というフレーズがよく使われています。
これらのフレーズはそれほど丁寧な表現ではないため、職場では May I have a second? や May I have a minute? のほうがより丁寧な印象を与えます。
of your time をつけると、より相手への配慮がより伝わりやすくなるでしょう。
ちなみに、日本人のなかではattention, please や may I have your attention というフレーズを使う人もいます。これらは英語のフレーズとしては正しいのですが、少人数に対しては使いません。スピーチをするなどの大勢の注目を集めたいときに使うフレーズです。駅構内のアナウンス放送などもそうですね。
相手の状況に合わせて、今回紹介したフレーズを使えばコミュニケーションがよりスムーズになるかもしれません。是非使ってみてくださいね!