ビジネス上で、返事をするときによく使う「承知しました」。英語では、どんなフレーズを使えばいいのだろう。
こんにちは、ルーク・タニクリフです。皆さんは、「承知しました」と英語で返事をすることがあったら、どんな言葉を使いますか?
日本では、相手の立場に合わせて「了解」や「承知しました」という使い分けをしますが、英語ではそのような使い分けはしません。その時の相手や状況に合わせてフレーズが変わります。今回は、3つの状況で使い分ける「承知しました」のフレーズをご紹介します。
日本語で、同僚や後輩などに対してよく使う、「了解」という言葉。辞書で調べると、understood, noted, will do というフレーズが出てきます。これらは確かに「了解」という意味ですが、実は、日常生活で使うとぶっきらぼうに聞こえてしまうのです。相手に不快な印象を与えてしまうかもしれません。
「了解」を英語で表す場合は、みなさんに馴染みのある Okay. All right. Sure. Got it. が適切です。
くだけた英語では、all rightは、alright と書くこともあります。厳密に言えば、これは正しくないスペルなので気をつけましょう。
これらのフレーズはカジュアルな印象を与えるので、ビジネスの正式な場で使う英語ではありません。ビジネス上では、状況を考えて使うと良いでしょう。
「了解しました」を丁寧に表したい場合、自分のやる気や熱意を見せるフレーズを使います。この場合、「喜んでやります」を意味する I would be happy to. や「もちろんできる」を意味する Of course I can. というフレーズが良いです。
依頼を受けたときに、「全く迷惑ではないですよ」ということを丁寧な言葉で表すのもマナーです。この場合、「問題ございません」を意味する That won't be a problem. が良いでしょう。
No problem. も使えますが、これは少しくだけた表現です。
「承知しました」をYes だけで表す場合もあります。しかし、Yes だけを使うと、素っ気なく聞こえてしまいがちです。「もちろん」を意味する of course や「直ちに」を意味する right away をつけると少し丁寧な印象になります。
YesやNo の後に、人の名前や sir,ma'am をつけるケースもあります。
ちなみに、Yes. Of course. Understood. Sure. は相槌としても使えます。日本人はよく相槌を打ちますが、英語ではそれほど重要ではありません。日本語で相槌を打つのと同じ感覚で Yes. Of course. Understood. Sure. を使わなくても、コミュニケーションは問題なく取れるでしょう。