前回の「英語で電話を受けるとき」に続き、今回は「英語で電話をかけるとき」のフレーズを紹介する。
ビジネスでは、電話よりメールをコミュニケーションツールとして利用している人も多いようですが、急いでいるときなど、電話で素早く連絡をとりたいこともありますね。
今回は、英語で電話をかけるときに使うフレーズを見てみましょう。
電話は対面で話すときよりも、聞き取りにくいと感じるかもしれません。慣れるまでは、電話をかける前にノートとペンを準備して、話しながら書き取るのもおすすめです。
日本語で電話をかけるときは、名乗る前に「お世話になっております」と言うことが多いですが、英語では「お世話になっております」や「お疲れさまです」などを意味する言葉は特に使いません。Hello.の後、自分の名前と会社名を伝えます。これは電話に出るときと同様で、This is + 名前 + 自分の会社名を使いましょう。
How can I help you?と聞かれたら、名乗った後に用件を伝えましょう。I am calling about + 用件 . を使います。
用件を頼む前に担当者につないでもらう場合もありますね。そのようなときは、Is + 名前 + there? という英語を使います。
より丁寧な英語が使いたい場合はMay I speak to + 名前 ? が良いでしょう。
担当者につないでもらう際、保留になることがあります。保留になる前に、前回紹介した、Could you please hold?と聞かれるはずです。その場合は、Of course. や Certainly. Yes. などと答えると良いでしょう。
話したい相手が不在の場合は、どのような英語が良いでしょうか?
Tell her to call me back. というフレーズをときどき聞きますが、少し失礼な印象を与えてしまうかもしれません。かけ直してもらいたいときは、質問の形を使うと丁寧です。
担当者に緊急の連絡をしたい場合、以下のフレーズが役立ちます。
相手とメールではうまくコミュニケーションがとれない場合や、メールの内容について話したい場合、電話でのコミュニケーションが必要です。
例えば、先週メールを送ったけれど返事がない場合。
この場合、ネイティブはfollow upという動詞もよく使います。follow upは引き続き調べるという意味ですが、follow up on my emailは「メールに続き、電話をする」という意味になります。
メールに関する伝言を残したい場合は、以下の英語が使えます。
最後に、よく電話をかける会社がある場合。同じ相手と何回も話すことがあったら、small talk(雑談)も取り入れると良いでしょう。
電話やメールでよくやりとりをする人だと、How are you? How are things going? 「元気ですか?」などと聞くと、丁寧な印象を与えます。また、It's good to hear from you. 「またあなたに連絡ができて嬉しいです。」という挨拶もおすすめです。