ととのう職場、自然体のキャリア

あなたの職場は粘土型? それともブロック型?──連載:ととのう職場、自然体のキャリア VOL.6

世の中には二種類の職場がある。陰口でつながっているか、ミッションでつながっているか。羽渕彰博の連載、第六回。

陰口でつながっている粘土型の職場

職場で愚痴や陰口を聞いたことはありませんか?

陰口を言われる対象になるのは、その陰口を言っているグループとは「異なる存在」です。例えば部署の同い年くらいの社員同士で陰口を言っていたとしたら、立場の異なる上司や、年齢の異なる新人、他部署の社員が対象になる可能性があります。

ちなみに僕自身も、新人時代から先輩に対しても意見する方で、新規事業の立ち上げの仕事をしていたので、既存事業の先輩社員の方に、もしかすると陰口を言われていたかもしれません。言われていたかもしれないというのは、基本的に鈍感であることと、寝たらすぐに忘れてしまうので、記憶に残っておりません(笑)

こうした「異なる存在」は、既存の職場の秩序を乱す可能性があります。秩序を守っている方は、邪魔で排除すべき人として認識し始めます。「異なる存在」を仲間はずれにすることによって、連帯感がうまれて安心感が得られます。結果、陰口が多い職場では、「異なる存在」はいづらくなるので去ることになり、多様性の低い職場になっていきます。

おもちゃで例えるならば、関係性が濃い職場は「粘土」のようです。カラフルな粘土は、初め混ざり合うとマーブル柄で美しいですが、次第に一色になっていきます。またいろんな色の粘土を混ぜ合わせると結果的にドス黒い色になってしまいます。

ミッションでつながっているブロック型の職場

一方、陰口を言わない人はどういう人たちでしょうか。共通点として挙げられるのは、自分の軸をもって行動している人です。不平不満があっても、自ら環境を見つけ出して変えることができるので、ずっと同じ場で陰口を言うようなことはありません。

自分の軸をもって行動している人たちは、そもそも他人に対して過度な興味を持ちません。自分と他人の間に共通のミッションがあれば一緒に行動しますし、そうでなければ別々に行動します。「異なる存在」は自分が持っていない視点やできないスキルを補える可能性がある人たちなので、むしろ歓迎です。

もし共通のミッションを達成するために、他人の行動に対して不満があるなら、他人に対してオープンに伝えて、どのようにすれば改善できるか、自分がどのような役に立てるのかを話し合います。それでどうしても改善できなければ別々の道を歩めばいいだけです。それも他人が悪かったのではなく、共通のミッションを達成するための関係性ではなかっただけなので、プライベートでは友達として良好な関係が築けるかもしれません。また別の機会で再開して一緒に仕事をしたりします。

おもちゃで例えるなら関係性が薄い職場は「ブロック」のようです。カラフルなブロックは何かのカタチをつくるためにくっ付いて、必要なければ離れることができます。混ざり合うこともなく、ブロック単体で存在しています。社員一人ひとりが自律しており、プロジェクトに合わせてチームになったり離れたりします。

いかがでしょう。あなたの職場は「粘土型」ですか? それとも「ブロック型」ですか?