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経理にも社外の出会いを──9月7日開催「MF Expense expo 2018」に込める、主催者の想い

イベント特設サイトを飾るメッセージは「経理、躍動」。中小・中堅企業の経理部門にとって、いま最も必要なのは、他社の取り組みに触れられる社外の出会いの場だという。普段なかなか接する機会がない、業界の最新動向や他社の先進事例を紹介する。

2018年9月7日(金)、東京・丸の内のJPタワーで、「MF Expense expo 2018 経理から始める働き方改革」が開催される。

初めての開催となる「MF Expense expo 2018」は、マネーフォワードが提供するバックオフィス向け業務効率化ソリューション「MFクラウドシリーズ」の一つである、経費精算システム「MFクラウド経費」チームが主催するイベントだ。

MFクラウド経費本部本部長の今井義人は次のように述べる。

「『MFクラウド経費』がローンチして約2年半。多くの会社を訪問し、経理の方からお話を伺ったなかでの実感ですが、思った以上に、経理業務のやり方は会社によってさまざまです。業務の性質上、公にしにくい側面もありますが、『他の会社はどうしているか』を知る機会が少ないのが大きいと思います」

「経理の方がつながり、具体的なノウハウや知見をシェアでき、業務改善へ活かせる場をつくりたいと考えました」

例えば、経費精算を月に何回するか。ファイリングの運用ルールはどうしているのか。領収書紛失や期限遅れへの運用方針や電子帳簿保存法対応への検討可否は...。日々の業務で生じる悩みについて、「他社はどうしているか」を知りたくなるものだが、他の職種に比べ、そういった場が非常に少ないという。

「MF Expense expo 2018」では基調講演に加えて、8つのセッション、経理部門の方が情報交換できる交流会が用意されているが、そのうちの4つが事例に基づいたセッションだ。

「例えば、ウィルヘルムセン・シップス・サービスの経理部長、新田さんの講演があります。新田さんには、なぜExcelを廃止して『MFクラウド経費』を導入したのか、運用方針や結果についてお話いただくのですが、実はご解約予定となっています。この1年間で選定から導入、運用、解約まで各局面で検討したことや選択されたことを、ありのままにお話いただく予定です。自社のイベントで解約までお話するようなものは、私自身、出会ったことがなく個人的にはかなりおすすめです」

プロダクトマネージャーとして、機能ヒアリングや事例取材を行っている。経理部門共通の課題や他社の運用フローを伝えると喜んでくれたという。対話してきた経験は、今回のプログラム構成にも活かされている。

他にも、ちょうど7月末にコーポレートカードとMFクラウド経費を連携する機能をリリースしており、紹介するセッションを2つ用意している。

「コーポレートカードと経費精算の連携は非常に相性がよいです。例えば海外出張だと、渡航費や宿泊費、食費等で一度に数十万円ぐらいかかることもありますよね。立替ですと従業員に負担がかかりますし、仮払いだと現金管理や精算が大変です。コーポレートカードであれば営業部門、経理部門双方の手間は削減されますが、一つひとつの明細を細かく確認する時間がなかなか取れない、というお声もいただきます」

コーポレートカードをテーマとしたセッションに登壇するのは、株式会社メトロール代表取締役・松橋卓司氏。メトロール社は「工業用センサ」で世界トップクラスのシェアを持つ、技術・開発力に定評のある企業だ。従業員数は約120名。世界72カ国・3000社と取引している。

「メトロールさんは、コーポレートカードと経費精算システムの連携による経理業務の効率化にすごく成功されている」と今井は言う。セッションではその具体的なやり方が聞けるはずだ。

また、近年注目を集めている電子帳簿保存法についてのセッションも予定されている。登壇するのは元国税庁職員で現在、税理士の袖山喜久造氏。その道の第一人者に依頼した理由を今井はこう語る。

「原本破棄によるファイリングの手間や保管コストの削減など、電子帳簿保存法への対応メリットはイメージしやすいかと思います。ただ、導入や運用フロー、効果といった情報がまだまだ少なく、何から手を付ければよいのか分からないのが経理の方の悩みの種なんですね。また、実際にやるとなれば上司やチームのメンバー、営業部門の方との調整に加え、規定を変える必要もあります。運用プロセスを変えるのってエネルギーがいりますよね。袖山先生には、なぜやるべきなのか、どうやるとスムーズなのか、逆に気を付けるべき点は何か、をざっくばらんにお話いただきたいと思っています」

さらに今井は、「今回のイベントでは、経理のみなさんに『社内を変える武器』を手に入れてほしい」と語る。実戦で役に立つ「武器」を届けることが「MF Expense expo 2018」の第一の目的。その先に見据えるのは「働き方改革」だ。

基調講演には、RPAホールディングスの高橋知道氏に登壇を依頼した。バズワード化している「RPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)」だが、今井は「大企業と中小・中堅企業では、RPAの活かし方は異なるはず」と語る。

「大企業を中心にRPAの導入が進んでいますが、失敗したプロジェクトも少なくありません。RPAホールディングスは10年前から「Biz-Robo!」というRPAサービスを提供しているさきがけ的存在です。代表の高橋さんが『今のRPAブームは加熱しすぎ。RPAはIT投資ではなく人材投資』とおっしゃっており、概論だけではない、地に足のついたお話が聞けるのではないかと思います」

より付加価値の高い業務に集中して、会社のさらなる成長に貢献したい。そのような志をもつ経理担当者の期待に応えられるプログラムを用意しているという。

「働き方改革」は今、多くの企業が経営課題として掲げている。経理部門にもアイデアが求められることがあるだろう。「経理主導で課題解決のためのプロジェクトがどんどん立ち上がっていく。そんなイメージを描いています」と今井は言う。

「フリーランスの経理部長」として活躍する、流創株式会社代表の前田康二郎氏も注目の登壇者だ。前田氏は著書『AI経理 良い合理化 最悪の自動化』の中でこんなことを書いている。「バックオフィスの体制が脆弱な会社は利益を保てない」「会社の成長を素直に喜べる経理社員がいることが組織にとって重要」。会計ソフトやクラウドサービス、FinTech、RPAなどのテクノロジーによって経理の自動化が進んでも、そこに人間がいなくなることはない。

「イベントのキャッチフレーズを『経理、躍動。』としました。これまで経理の方たちにお会いして感じたのは、自分たちだけでなく、どうしたら営業部門など、現場の負担も軽くできるかを考えているということです。各部門がより付加価値の高い業務に集中できる環境をつくることで、会社の成長へ貢献したい、と。そういう志に対して、僕たちはサービスで応えていきたい。そう思っています」

イベント特設サイトを開くと、真っ先に「経理、躍動。」のメッセージが掲げられている。

イベント参加者は数百人ほどを見込んでいる。すべてのセッションが終了したあとにはカクテルパーティーが予定されている。

「日ごろ交流の少ない異業種の経理同士で名刺交換をして、つながり、学びあうことで、ぜひ明日の業務の糧としていただきたい」

参加費は無料。貴重なこの機会、ぜひ参加してみてはいかがだろうか。

【参加申し込みはイベント特設サイトより】